JTOWER考察。2021年7月28日

シグナル銘柄考察

本日もノートレードのため
マザーズ1%スキャルのお手本のような形で下落したJTOWERについて考察します。

JTOWERはベイシス考察でも触れた5Gインフラ関連のパイオニア的な企業です。

2012年に設立された会社で、屋内インフラシェアリング事業を柱とし海外にも進出。
その後NTTとの資本業務提携からマザーズに上場を果たし、2021年5月にはKDDIとも資本業務提携をおこない、まさに屋内インフラシェアリングの拡大に拍車をかけている状態です。

屋内インフラシェアリングが注目されている理由ですが
携帯キャリアは通常、各社で個別の基地局をビル内などに設置しユーザーが使用する電波の確保をおこなっています。
そこでインフラシェアリングを利用することで、基地局設備が一本化され設備投資や工事費用、運用費用を削減できます。
それだけではなく、通信設備が簡素化されるので設置場所の電力削減やユーザーの通信環境も改善されるというメリットがあるからです。

この屋内インフラの事業では、まさにトリプルWINが形成されている素晴らしい体系となっています。

それだけではなく、屋外のタワー事業にも2020年度から本格参入しています。
5Gへのデジタル変革は様々な利便性の向上が期待され
その分多くのお金が渦巻くことになるのが容易に想像できるのですが、
5Gの欠点として電波が飛びにくい帯域を使用している事が挙げられます。

ここも大きなポイントですが、電波が飛びにくいということは基地局を多く密接させて増設する必要があるのです。
携帯キャリアとしては、通信量による収入が劇的に増えるわけではないのに5Gに対しての設備に対するコストだけがかかってしまうため各社で対策するしかありません。

しかし、JTWOERのインフラシェアリングタワーを利用することでコストを抑える事ができるため積極的な活用が今後も見込めるのです。

この絶妙な事業展開ができるのは、経営陣が全て通信業界での経験豊富なベテラン陣営だからこそだとも言えます。

今後もマザーズ市場において注目される続けることは間違いないでしょう。

次に、本日のシグナルでの動きについてですが、
シグナル点灯時刻が9:20で、5分足の5MAから約2%離れた箇所でした。
まさに絶好のマザーズスキャルポイントであり、最初の急騰シグナルから監視していたらベストなタイミングで狙えたと思います。
※他の銘柄を監視しており、自分はシグナル確認が遅れてしまい入れなかった。

 

日足を確認すると6000円がサポレジ転換のわかりやすいラインとして機能しています。
そして直近の高値ポイントを本日上抜けたタイミングがちょうど9:15の足(5分足)だったのですが、大きく出来高が入り1分足でも高値更新の足(9:18)で1万8000株が取引されていたため、高値更新に対する期待買いの飛び乗りが多く入っていた事が考えられます。

安値で買った大口の利確売りや、機関投資家の売り仕掛けなども入りやすい絶好のシグナルポイントだったのではないでしょうか。

今回のようなポイントはマザーズ1%スキャル手法のお手本の場所になるため、今後も見逃さないように気を付けたいと思います。

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