疑問。2021年12月15日

トレード記録

さざなみよりせせらぎ派。強吉です。

昨日の岸田総理の自社株買い制限の発言が後押しして、今日も軟調な相場になるのではないかという風に考えた方は多いと思います。

最終的にはたしかに地合いは悪化したのですが、終日悪かったわけではなくむしろ前場の寄り付き後は上昇していました。
こういったわかりやすいニュースで、誰もが今日は地合いが悪くなると予想し、売り目線でのポジションが多くなる場合、下げずに上げていくパターンがよくあります。

自分もわかりやすいニュースに反応してしまい、バイアストレードをしがちだったのですが今日は少し冷静に考えることができました。
多くの人が下がると思う場合、買いではなく売りを考えますよね?
しかし自分が資金豊富な大口ならこういう場面でどう考えるでしょうか。
まとまった売りが出るので大きく買いを入れることができると考えます。

また信用取引の新規の売建が多いときは損切りを誘発し価格を釣り上げやすくもなります。
そしてある程度利益が出た頃、出鼻をくじかれた個人投資家が上がっている相場で遅れて買いで入ってきてくれるので今度はそこにまとまった売りを入れることで利確ができます。

「NY市場が大きく下げた」
「市場に対しての悪材料がでた」
など分かりやすければ分かりやすいほど、ふたをあけると一旦逆の動きをすることがよくあるのです。

ファンダメンタルを気にする個人投資家ほど、振り回されやすく飛び乗りをしてしまいがちかもしれません。
ニュースや材料にたいしてそのまま反応するのではなく、一旦冷静に考えてエントリーする癖をつけることで勝率が上がります。

今日エントリーした田中化学もトヨタのEV展開本格化のニュースで、電池関連企業が買われたため上昇していました。
確かに上昇はしていたのですが、先ほど触れた一旦の売りの踏み上げがひと段落し地合いも落ち着いたタイミングだったので今度は売りの流れが入るのでは?
と考え加熱感が出ていたタイミングで売りエントリーをおこない利確することができました。

相場でターゲットにされるのはいつも私たち個人投資家です。

そして、上がりそう下がりそうという一見分かりやすそうなチャートを目の前にしたとき、バイアスとなるニュースも影響し安易なエントリーをしてしまい損失を出してしまう。

負けるとさらに思考が単純になり、間違った判断をしやすくなる。
そして損切りを連発する。

この負のスパイラルに陥らないためにも、ニュースを鵜呑みにせず一旦疑問を持ってトレードに臨むことが大切だと思います。

それでは、本日のトレード結果です。

本日のトレード結果

トレード銘柄 エントリー時間 損益 ポジション
保有時間
手法名
田中化学研究所
(4080)
11:16 +30,782円 77分 マザーズ1%
スキャル
合計損益 +30,782円 勝率 1勝0敗(100%)

まとめ

田中化学研究所はマザーズシグナルを参考に監視していた銘柄。
過熱感とラインが重なった場所でのエントリー。
その後はきちんと落ちてくれて利確。

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